公文で英語を勉強するときに必要な月謝がどのくらいなのか、そして他の塾との違いを紹介します。
子供向けの塾といえば「公文」というくらい名の知られている塾ですが、どのくらいの費用が必要なんでしょうか?
そして、どんな教材が使われているんでしょうか。
今回は、公文の英語に焦点を当てて、その特徴を明らかにしたいと思います。
子どもに受けさせるなら、公文か他の塾か、それともオンライン英会話なのか・・・
子どもの塾選びに迷っているなら是非参考にしてください。
公文の月謝はどのくらい?
公文に必要な月謝は、算数・数学・英語・国語の場合、1教科ごとに以下の金額です。
幼児・小学生:東京都・神奈川県7,700円、その他の地域7,150円
中学生:東京都・神奈川県8,800円、その他の地域8,250円
高校生以上:東京都・神奈川県9,900円、その他の地域9,350円
※英語は専用リスニング機器「E-Pencil」6,600円を買う必要あり
消費税・教材費も含んでいます。
英語だけであれば、1ヶ月1万円以下で受けることができます。
入会費もかからず料金がわかりやすいですね。
ただ、1教科あたりで考えると、他の塾より高くなります。
通学する必要があるので先生の人件費がかかったり、ブランド力もあるので、高めです。
他の塾との違いは次で詳しく説明したいと思います。
他の塾と何が違うの?
公文と他の塾の違いを説明します。
簡単にいうと、次のものが違います。
・必須教科数
・費用
・通学制
・質
他の塾は複数の教科を受講しなければいけないという決まりがあったりします。
例えば「学研」「進研ゼミ」の小学生コースは算数と国語もセットで受けなければいけません。
中学生になれば単科での受講が可能になります。
公文は年齢関係なく1教科からでも受けることができます。
英語だけピンポイントで勉強させたいと考えているなら、公文が良いですね。
ただし、他の塾に比べて費用はやや高めです。
中学生の英語コース受講で次の費用が必要です。
学研教室:9,350円(入会金、教材費別)
Z会:2,023円(タブレット代別)
進研ゼミ:6,980円
通信教育のZ会や進研ゼミに比べると、公文で勉強するのは高いです。
学研教室も高めの部類ですが、あまりこのくらいの費用がかかる塾はありません。
公文は基本的に通学制の塾で、教室に先生がいます。
一方で通信教育の場合は先生と直接話して教えてもらうことはほぼありません。
自宅でテキストを進めるのはおっくうで、なかなか身につかなかったりします。
私も子供の頃は進研ゼミを受けていましたが、かなりサボってました。
サボりがちな子には直接教室で教えてもらうタイプのほうが良いでしょうね。
なお、最近になって公文もZoomを使ったオンライン教室を提供しています。
教室に行くことなく直接教えてもらうこともできるので、教室が遠い場合などは検討する価値ありかなと。
公文式というのは日本の塾というイメージがあると思いますが、実は世界にも広がっています。
50を超える国と地域で教室を開いており、その実績と質には定評があります。
世界的に高品質の塾と言えるでしょう。
公文で使われる教材
公文の英語で使われる教材は、まずリスニング用の機械「E-Pencil」というものがあります。
これを使って単語やフレーズを聴き、真似して言うということで、リスニングとスピーキングの練習をします。
その後、プリントを使ってリーディング・ライティングの勉強をします。
公文は基本的にプリントの文章問題を徹底的にやるという学習方法ですので、話すより読み書きを重視しています。
小学生までは基本的な文法と簡単なストーリー、中学生以降は対話文と小説などの物語を勉強します。
学校のテストや受験で役立つような読解力の強化に向いています。
一方で、自然な会話ができるようになるかというと、ちょっと疑問がありますね。
他の塾も普通は学校の成績をアップさせるシステムになっているので、英語ペラペラになるかという点ではそれほど差は無いと思います。
ただ、公文は徹底的にプリントを繰り返すスタイルなので、読解力は他の塾より身につきそうです。
ということは、学校の点数をアップさせたいという目的なら公文で良いと思います。
日常で英語をしゃべるという目的なら公文は合わないでしょうね。
日常会話をさせたいという場合は、英会話教室のほうが向いています。
オンライン英会話との違い
公文で英語を勉強することと、オンライン英会話スクールの違いを説明します。
簡単に言うと3つの違いがあります。
・目的
・費用
・時間
これまでに説明してきたように、公文は日常での英会話が身につくと言うよりも、勉強の習慣をつけて学校や受験の成績をアップさせるのに適しています。
一方で、オンライン英会話は会話することを目的としているので、受験よりも日常会話のスキルアップに役立ちます。
オンライン英会話でも学校の勉強を意識したレッスンをしてくれることもあります。
しかし、日本の教育カリキュラムにバッチリ合っているかというと少し疑問です。
学校や受験に特化した公文に比べると、オンライン英会話は効率が良いとは言えないでしょうね。
とはいえ、オンライン英会話にも良いところがあります。
それは、月謝が安いところ。
オンライン英会話は費用が安いスクールが多く、子供向けの場合でも同様です。
例えば以下のような価格になっています。
DMM英会話:6,480円(毎日1レッスン)
QQキッズ:2,680円(月4レッスン)
ECCオンライン:3,080円(月4レッスン)
英会話に特化して毎日レッスンを受けても公文より安いです。
他の違いとしては、勉強する時間が違います。
公文は週に2回、決められた曜日に教室に行きます。
決められているので遅れないようにしなければなりませんし、休むなら連絡も必要です。
オンライン英会話は24時間受け付けているところも多く、レッスン時間を「こちら」に合わせることができます。
スケジュール管理がしやすいんですね。
休む場合もキャンセルすればいいので、手間がかかりません。
ただし、ギリギリのキャンセルだと手数料がかかったりするので注意です。
簡単に言うと、手軽で安くたくさん会話できるオンライン英会話と、対面で高い学校用の公文という感じ。
子供にどんな勉強をさせたいのか目的を考えてみると、どちらが適しているのか見えてくると思います!
私としては、公文がおすすめ。
学校で結果を出せれば自信がつきますし、やっぱり日本は学歴社会だからです。
大卒と高卒では扱いが違いますもんね。
オンライン英会話は大人になってからでもできますし、安いので必要になったらやればいいと思います。
【まとめ】公文は高いが長文読解に最適!
いかがだったでしょうか。
今回は公文の英語の月謝と他の塾との違いを紹介しました。
改めてまとめてみましょう。
費用は次のとおり。
幼児・小学生:東京都・神奈川県7,700円、その他の地域7,150円
中学生:東京都・神奈川県8,800円、その他の地域8,250円
高校生以上:東京都・神奈川県9,900円、その他の地域9,350円
※英語は専用リスニング機器「E-Pencil」6,600円を買う必要あり
1教科あたりで考えると、他の塾より費用が高めです。
他の塾との違いは大きく次のとおり。
・必須教科数
・費用
・通学制
・質
公文は1教科から受講できますが、費用が高め。
教室に通う通学制で先生に教えてもらいつつ、プリントを徹底的に繰り返すタイプです。
国外にも多くの教室を展開しており、その質は世界的に認められています。
長文を繰り返し勉強するので、学校や受験で登場する英語の長文読解力をアップさせるのに向いています。
しかし、日常の英会話を身につけるなら公文よりオンライン英会話のほうが、安価で効率的です。
テストと日常会話、どちらを重視するかを考えて使い分けると良いですね。