英検3級の面接に落ちる人の5つの特徴【面接マニュアル付】

英検の面接って何を聞かれるんだろう・・・

英会話に慣れてないからちゃんと答えられるか心配・・・

面接ってどうやって練習すればいいの・・・

私も英検を受けたときはとても不安でした。

せっかく一次試験を通過したのに、面接で落ちてしまうのはもったいないですよね。

英検3級の面接で落ちる人には5つの特徴があります。

なるべく合格率を上げるため、落ちる人の特徴を把握して練習したほうがいいです。

この記事では、面接に落ちる人の特徴と、面接の流れと対策方法について解説します。

確実に合格するためにしっかり対策をしてから面接に臨みましょう!

英検3級面接で落ちる人の特徴

英検の面接で落ちてしまう人は次のような特徴があります。

・黙ってしまう
・面接に慣れていない
・失敗を引きずる
・つい日本語で返事をする
・難しく言おうとしすぎる

それぞれ説明します。

黙ってしまう

これが最も悪い特徴です。

緊張していたり、英語のコミュニケーションに慣れていないせいで、いっぱいいっぱいになりがち。

ところが、面接では黙ってしまうと点数をつけようがありません。

つまり、「0点」になってしまうということ。

わからなかったり、聞き逃したりしても、それを答える必要があります。

黙ってやり過ごすことのないようにしてください。

面接に慣れていない/

これは若い学生にありがちですが、面接そのものに慣れていないことがあります。

ドアをノックするとか、椅子に座る前に挨拶をするとか、面接の形式があります。

いわゆるマナーのようなものが試されているので、きちんとした態度で面接を受けなければなりません。

これは面接用の参考書や、英会話スクールなどでの練習が必要です。

慣れていないと緊張しやすいですし、行きあたりばったりでパニックになることがあります。

英検の面接はどのように行われるのか、面接に合格するための流れを把握しておくことが大切です。

面接の流れについては後ほど解説するので、参考にして練習してみてください。

失敗を引きずる

ちょっといい間違えたり、ミスがあったな、と思っても引きずってはいけません。

気持ちを切り替えて次の質問に答えるようにしてください。

頭の中で前の質問のことを考えていると、今の質問を聞き逃しやすいです。

面接ではよっぽどの間違いをしない限りは、返答の内容で不合格になることはないです。

でなければ90%も合格できません。

なので、ちょっと間違えてしまっても、どんどん先に進んで答えることを意識してください。

つい日本語で返事をする

日本人にありがちなのですが、返事や相づちが日本語で出てしまうことがあります。

はい、えーっと、あのー…

緊張をしていると、紛らわせるためにうっかり出やすくなったりします。

考える時についクセで言ってしまうこともあるでしょう。

ですが、英検の面接では禁物。

考えるときも、なるべく以下のような英語にしましょう。

Let me see…、Let me think…、Well…

こうすれば、英語で「私は考え中ですよ」と伝えることができます。

黙ってしまったり日本語で答えるよりはずっと良いです。

難しく言おうとしすぎる

一次試験を突破しているため、どうしても一次試験で出題されるような文章で答えたくなりがち。

ですが、難しく言う必要はないんです。

英検3級のレベルは中学卒業程度ですが、面接の返答は中学1年生レベルでも大丈夫。

ちょっと返事が単純すぎるかな?と思っても安心してください。

大事なのは返答しようという態度やコミュニケーションで、難しい言葉を言うことではありません。

質問と噛み合わない返答をしない限りは、問題ありません。

ただし、単語だけを答えるとちょっと態度で不利になります。

主語と動詞もきちんと言うようにだけ意識してください。

面接の合格率と落ちる確率

これまで英検は合格率を公表していましたが、現在は合格率が公表されていません。

そのため、合格率や落ちる確率はについて正確な数値はわかりません。

以前までの合格率は以下です。

一次試験:約50%
二次試験:約90%

英検指導をしている多くの教育者が言うには、今でもこの数値はあまり変わらないようです。

実際、一次試験を突破できれば、二次試験の面接はほとんどの人が合格しています。

しかし、10人に1人は落ちるというデータがあり、対策なしで挑むのはやめたほうが良さそうです。

恐れすぎる必要はありませんが、やはり事前対策は大切でしょう。

一次試験の知識があれば十分答えられる質問が出題されるため、知識をつけるより面接対策をしたほうが良いです。

私の知り合いに面接の試験官を担当した人がいますが、

(その当時は)「3級に関しては不合格にならないように評価してる」

と言っていました。

返答の正確さも大切ですが、どちらかというと態度の方をよく見ているそうです。

答えがわからなかったり、黙ってしまうと評価が下がるとのこと。

また、きちんと顔をみて返事をするというのも重要だそうです。

コミュニケーションをとろうという態度を見せることで、合格率を上げることができるでしょう。

英検3級面接の流れと面接の流れ

英検3級の面接がどのように行われるのかを簡単に説明します。

対策については後ほど解説するので、まずは流れを把握しましょう。

面接直前の待機と、面接の内容に分けて説明します。

面接直前の待機

まずは面接を受ける直前の待機時間についてです。

受験番号順に待合室が用意されるので、そこで待つことになります。

ここで面接の試験官にわたすための受験カードを渡されます。

これは試験官が採点するためのもので、受験者は使いません。

このカードに名前等の必要事項を記入します。

順番が来たら、何人かが列になって面接を受ける部屋の前へ移動し、廊下で椅子に座って待機します。

自分の順番が来たら、部屋に入ります。

面接の流れ

部屋に入ったら、受験カードを試験官に渡します。

簡単に挨拶をして、受験級などを確認します。

名前を言ったりする程度なので、ここでは単純に答えれば大丈夫です。

この時点ではよっぽど態度が悪くない限りは採点されません。

次からが実際の試験となります。

面接カードを試験官から渡されます。

面接カードは上部が文章、下部はイラストになっています。

後でこの文章やイラストから質問されます。

20秒間黙読できる時間が与えられるので、内容をざっくりチェックしましょう。

出題は次のような順番になっています。

1、音読
2、音読した文章から質問
3、イラストの人物に関する質問

ここまで来たら、カードを裏返すように言われます。

次が最後の問題で、普通の面接になります。

好きなことやその理由について聞かれたりします。

例えば、好きなスポーツはなにか?なぜ好きなのか?などです。

そして最後に退室となります。

面接カードの対策

それでは、面接の対策について解説したいと思います。

まず、受験時のコツなんですが、面接直前の待機中の時間も有効活用しましょう。

廊下で待機している間、携帯スマホを使うことはできませんが、対策本を確認することが可能です。

ただ待つだけでなく、最後までしっかり準備することで心を落ち着けましょう。

また、面接室に入る時にノックをして「May I come in?」と言って許可が出てから入ります。

この時点ではほぼ採点されていないため、あまり意識せずリラックスして大丈夫です。

試験カードを試験官にわたすときは「Here you are」と言って、丁寧に渡すようにしましょう。

かわりに面接カードを渡されたら、きちんと返事。

「Thank you」でいいです。

音読の対策

まずは音読です。

音読は、なるべく大きな声でハキハキと読むようにしましょう。

緊張していると声が小さくなりやすいので、意識的に大きくしないと良い印象を与えられません。

なめらかに読むためには、前置詞や接続詞、カンマ、ピリオドで区切って読むようになるといいです。

20秒間の黙読タイムで前置詞や接続詞をチェックしておくのが良いでしょう。

試験勉強の段階で、この方法をやっておけばスムーズにできます。

また、もしわからない単語があってもゴニョゴニョとごまかさずに、当てずっぽうで読んじゃいましょう。

止まってしまったり黙ったりするより、間違えてでも読んだほうが点数が高くなります。

質問の対策

文章からの質問と、イラストに関する質問が出題されます。

文章の方は簡単なことが多く、書いてある文章をそのまま読めば正解となることがほとんどです。

ただし、返答のときは主語が変わります。

男の子の話ならHe is~などに変える必要があるのでそこだけ注意しましょう。

試験官の言う疑問詞・主語・動詞に注意しましょう。

答えるために使うからです。

もし聞き逃したとしても、それっぽいところをそのまま読んじゃいましょう。

0点になるよりずっとましです。

次に、イラストに関する質問です。

イラストに描かれている人物が何をしているのか?ものが何個あるか?という質問が多いです。

内容は簡単なので、試験官が言う疑問詞に注意して、何を聞かれているのか聞き逃さないように。

あなたに関する質問への面接練習

カードを裏返した後は、あなたに関する質問が出されます。

自分のことを答えるので、すべて教科書どおりというわけにはいきません。

どうすればうまく答えることができるのか、コツと練習方法をお教えします。

質問の対策

まず、カードを裏返す時に「Please turn the card over」と言われます。

ここが聞き取れないとパニックになりやすいので、最初にこれを覚えましょう。

質問は疑問詞を使っているかどうかに集中してください。

なぜなら、返答の仕方がちょっと変わるからです。

What~で聞かれれば、基本的にもの(名詞)で答えることになります。

Do you~で聞かれれば、Yes,I doかNo, I don’tで答えることになります。

この場合は、次の質問がその理由を聞いてくる事が多いです。

そのため、Because~で理由を答えます。

質問そのものは簡単なので、落ち着いて聞き取れれば大丈夫です。

質問の練習方法

質問の練習方法は、3つに分けられます。

・参考書を使う
・Youtubeを使う
・オンライン英会話を使う

まず、CD付きの英検対策本や参考書を使って面接の練習をするという方法です。

最も一般的な方法で、面接直前でも本を確認できるというメリットがあります。

次にYoutubeを使って練習する方法です。

Youtubeにアップロードされている、英検3級の面接シミュレーション動画を使って練習します。

公式のものではなく、一般ユーザーが作ったものですが、面接の流れも把握できます。

また、お金がかからないというメリットがあります。

面接直前では携帯スマホの電源を切るので、ギリギリまで練習できないのがデメリット。

最後にオンライン英会話を使うという方法です。

英検対策講座のあるオンライン英会話スクールを使って練習すれば、確実に上達します。

リスニング、スピーキング、面接の流れなどプロの指導で総合的に対策可能。

英会話に慣れることもできますし、自然なコミュニケーションの練習ができます。

最も上達できる方法ですが、受講料が必要なのでお金がかかります。

私がおすすめしたいのは、対策本+Youtubeです。

対策本で練習しつつ、Youtubeでも流れを確認して練習します。

英検3級レベルであれば、無理に英会話スクールに通わなくても大丈夫です。

もし可能であれば、質問の答えをスマホやボイスレコーダーで録音しておくといいです。

自分で聞いてみることで、客観的に発音や声の大きさなどが分析できます。

苦手なところがはっきりわかるので、対策しやすくなりますよ。

落ちた場合はどうなるの

英検に落ちた場合、再試験を受けるためにお金が必要になります。

3級は5,900円払います。

それ以外にはなにもありません。

英検は試験ですから、合格者がいれば落ちる人もいるものです。

しかし、何度でも受けることができますから、次に向けて勉強をし直しましょう。

面接で失敗したところはなかったか?
黙ったりしていないか?
挨拶ができていたか?
ハキハキと大きな声で答えたか?

などなど、確認するところはあるはず。

うまくできなかった…というところが、次では上手にできるように練習しましょう。

面接では英語を使って人と会話するため、緊張しやすいです。

コミュニケーションが苦手でうまく話せないなら、オンライン英会話を使って訓練するといいです。

英検対策をしていない教室でも、英語で会話することに慣れておけば面接でも役に立ちます。