3歳児に英語を読み聞かせ【我が家での実践記】

我が家には3歳になる息子がいるのですが、今まで特に英語を教えようとも思わず、幼稚園や小学校で教えてもらえば良いだろうと考えていました。

しかし、幼稚園に入園し周りの様子を見てみると、早い子は赤ちゃんの頃から英会話教室に通っているという事で「我が家は大丈夫なのか?」と焦ってしまいました。

お恥ずかしい事ですが、そこまで余裕がなかったため、まずはお金をなるべく掛けず、英語に慣れることから始めようと英語の読み聞かせから初めてみました。

こちらの記事では3歳児に英語の読み聞かせをした感想を、他のメディアのことも含めお伝えしたいと思います。

3歳の息子に英語を読み聞かせてみた

どの本から読み聞かせをしようかと考え、とりあえず最初はいつも読んでいる絵本の英語訳本などを読んでみました。

「きんぎょがにげた」Where’s the fish?

五味太郎さんの有名作品ですね。英語版は本当にシンプルな本なので、英単語を学ぶというより、日本語以外の言葉があるという事を教えるくらいの気持ちで読みました。

息子はこの本が大好きで何度も読んでいるので、最初私が英語で読み出した時「急に何を言っているんだ?」とキョトンとされました。

しかし、繰り返し読むうちに、私が「Where is the fish?」と聞くと「There’s the fish!」とそれっぽく答えてくれるようになりました。

「はらぺこあおむし」The Very Hungry Caterpillar

この本は息子も幼稚園で何度も読み聞かせを聞いていて、内容は頭に入っていたのと、いろんな方に勧めてもらったので、英語での読み聞かせをしてみました。

ただ、この本は最初の一文から「In the light of the moon a little egg lay on a leaf.」と一気に長文になり、読む側も少し苦労しました。

全体の理解は3歳にはまだ早かったかな?と感じましたが、appleやstrawberryなど、食べ物の名前や数字は他のDVDや動画の影響もあり、すんなり言えるようになりました。

「おしっこおしっこどこでする?」Potty

こちらは最初から日本語と英語の両方で書かれています。

トイトレのタイミング買ってずっと日本語で読み聞かせていたのですが、こちらも試しに英語で読み聞かせてみました。

簡単な文章が多いので、最後まで飽きることなく聞いていてくれました。

「What’s that?」や「I did it!」など、言いやすい所は意外にも数回で言えるようになりました。

この三冊から入り、短文の英語の絵本を何冊か読んだ後、以前購入していた「こどもずかん」を英語にどれほど反応してくれるようになったか、確認したくて読んでみました。

こちらは買ったは良いものの「日本語もわからないうちから英語を教えるのも…」と思い、結局仕舞い込んでいたのですが、この機会にと思い引っ張り出してきました。

結果としては、私が思っていたよりずっと息子は英語に興味を持っていました。

動物や身の回りの物の名前を英語共に繰り返すと、拙いながらも私に続いて言うようになっていました。

正直、ここまで英語をすんなり口にするようになると思っていなかったので、私も読み聞かせにここまで効果があるのかと驚いてしまいました。

読み聞かせによる効果とポイント

息子も最初は戸惑っていましたが、回数を重ねるうちに英語らしき言葉を言うようになりました。

長文や長い単語は難しいですが、英語に対して親しみを持ってくれたように感じます。

ここで、ポイントなどですが、cat=猫などの単語は教えやすいのですが、文章についてはこちらも根気が必要です。

特に上記の絵本でも書いた「I did it!」は言えるようになるのは早かったのですが、最初は絵本のそのページでしか言えませんでした。

「できた!っていう意味だよ」とどういう意味なのかと繰り返し伝えていたら、普段の会話でも「I did it!」と言うようになりました。

赤ちゃんの頃から英語で話し掛けていれば日本語と同じように覚えていくと思いますが、3歳になるともう日本語の脳みそが出来上がっているので、文章の覚え方は大人と同じですね。

英語だけを読んでいてもその言葉の意味が分からないと使えるようになる事は無いので、英語と日本語を繰り返し、どういう時に使う言葉なのかをじっくり教えてあげてください。

英語のDVDはどうなの?

英語学習用の教材としてのDVDについていえば、残念ながら我が家では入会して毎月買おうと思えるほど効果はありませんでした。

赤ちゃんの頃から毎日一日中流していれば効果があるかもしれませんが、もともと教育系のDVDなどにそこまで興味を持たない性格で、子供なりにお勉強の気配を感じ取ってしまったようです。

しかし、アンパンマンの英語学習用DVDにはかなり食いつき、私の家事の間など、飽きずに見ています。

アルファベットの歌や簡単な手遊びをしたり、色や数字や物の名前をいつの間にか覚えていたので、アンパンマンの力に頭が下がるばかりです。

私と同じように子供が英語DVDに興味を持ってくれないと悩んでいる方は、お子さんの好きなキャラクターのDVDを一度試していいただきたいです。

英語の動画やYouTubeはどうなの?

こちらもYouTubeが好きな息子には効果がありました。

短時間の動画を何本も見ることができるので、飽きっぽい息子も楽しんで観ていました。

特に「Cocomelon – Nursery Rhymes」は発音が他の動画より聞き取りやすいようです。

こちらの動画の影響で息子は青=Blue、黄色=Yellowという事を覚えて日常的にも言うようになりました。

また、タカラトミーの公式チャンネルでは、トーマスと一緒に数字や動物の名前を英語で学べる動画があり、トーマス好きな息子はこちらは特に気に入ったようでトーマスと一緒に「Cat!」と楽しそうに話しています。

今はまだ単語がメインの動画ばかりですが、慣れてきたら長文の会話がわかるような動画を見せてみるもの良いかと思っています。

YouTubeなどの動画サイトを長時間視聴することで視力に影響があるのでは、興奮して夜眠れなくなるのでは、という不安があるので、そこまで長時間は見せられませんが、なるべく横にいて一緒に見るようにしています。

また、我が家の場合、日頃からYouTubeに慣れていたので、一人で見せてしまうと勝手に自分の好きな動画に変えてしまうこともあるので、それもあって一人で見せるという事はちょっとできないかな、という気持ちもあります。

自宅で勉強させる時の注意点

英語を自宅で勉強させる際、私なりに心がけていたのは、親も楽しむことです。

絵本を読むときは、発音も気にしなくていいと思います。日本語で読むのと同じように大きな声で笑顔で読むと、子供も「何を言っているかわからないけど、楽しいんだろうな」と思ってくれます。

DVDやYouTubeを使う時も子供一人で見るのではなく、なるべく一緒に会話をしながら見せるようにしました。

もちろんずっと横に居るのも親の負担が大きいので、家事をしながら「今こう言ってたね」「猫ってcatって言うんだね」と話しながら反復させるような形で話しかけていました。

英会話教室に通わせればもっと質の高い英語学習ができると思いますが、絵本の読み聞かせなどでも十分子供は英語を好きになってくれると、私は感じました。

事実、子供の英語学習にいくらお金を掛けられるのか…と不安になっていた私でも、図書館でかりた本とレンタルDVDと無料動画で最初の取っ掛かりを作ることができました。

子供に英語を学ばせるとなると「お教室?」となってしまいがちですが、先ずはお家でできる事で英語に親しんでもらう所からで良いと思います。

最初からお勉強と身構えずに、親子で楽しい時間を作ってあげてください。