1億人の英文法の効果的な使い方【文法の苦手意識がなくなる】

1億人の英文法は、社会人になって英語の勉強しなおす人に最適な文法書です。

「もう一度英語を見直そう」
「英文法が学生時代から苦手だ」
「何から手を付けて良いか分からない」
という人におススメしたい本です。

ここでは、2つの効果的な使い方をご紹介いたします。

1つ目
弱点を補う・認識できる使い方

この文法書は項目別に分かれており、自身が得意な項目と苦手な項目に分かれています。

つまり、一度一通り例文を確認し、自身の弱点を見つけることができます。

また、注意点やAdvance例文では、より理解力を高めれたり、実践的な文も体験することができます。

2つ目
文法をイメージで捉えるチカラ

1億人の英文法では、簡単なsayやtellなどの複数個の意味がある単語なども、イラストが施されていてイメージしやすくなる工夫がされています。

私たちは、学生時代の単語テストで1つの単語には1つの意味しか集中して覚えようとしない、大学入試のためにしか英語を勉強していない人が多いのですが、このイメージで覚えると、意訳することができるという応用が利くようになります。

この1億人の英文法は弱点認識と文法をイメージで覚えることで、応用力を身に付けることができる本となっています。

私が実践した勉強方法と感じた効果

私は、実践で使えることを念頭に置き、2つの勉強方法でこの文法書を学習しました。

1つ目は、弱点を補う・認識するために余計な文は学習せずに、数をこなすことです。

この本では、他の文法書同様に文法の項目別に分かれています。

さらに、その中でもAdvanceという応用例の文もあり、もう一段階上を目指したい人には最適ですが、これは飛ばしてもらっても構いません。

また、人間の記憶力は、復習をしないと定着しないようになっています。

多くの人は、英語の文法はできない・苦手と感じていますが、質の前に量が足りていません。

本自体は、とてもページ数が多いので速度を優先して回転率を上げてください。

2つ目は、文を声に出すことです。

英語をしっかり身に付けるためには、声に出し、音で覚えることが最重要です。

ノートに書いただけでは、リーディングしか向上しませんが、声に出し音で覚えることにより、リスニングやスピーキング力が向上します。

これは、英会話に最も必要な要素であり、これを怠ると会話ができません。

1億人の英文法は、たくさんのシチュエーションで使える例文があります。

文法を覚えつつ自身で使えるようになれるので、一石二鳥の使い方です。

この方法で行った結果、私は会話で自身が使いやすい英文法、使いにくい英文法の区別が容易になり、アウトプットとインプットの量を把握することができました。

他の方の口コミや評判

1億人の英文法は社会人になってから、英語を勉強し始める人やTOEIC受験のために何から手を付けていいか分からない人に最適な本です。

この本は、以下のような口コミや評判がありました。

・中学時代から英文法が理解できなく、授業についていけなくなっていました。

高校生でも勉強せずにそのまま社会人になった私にも、基礎から分かりやすく書いてあり、理解しやすいです。

英語嫌いが英語好きになりました。

今では趣味が英語学習です。

・英語を勉強し始める人にとって触りやすい本です。

私のような年を重ねた人でも、まだまだ若い人より英語力を持っているぞということを自信持って言えるようになりました。

・1億人の英文法は、初心者から中級者向けであるというが、上級者でも一度読んで基礎を叩き込むのに最適です。

私も、あいまいな部分だった関係代名詞の使い方やto不定詞の様々な意味の違いなどを一から見直すことができてスッキリしました。

・TOEICでは、得点比率と速度が必要な文法問題だが、この本ではイマイチ物足りなく応用例もTOEICでは基礎的な部類に入ります。

もう少し、発展的な問題があれば完璧な文法書だと思います。

アプリ、電子書籍、CDどれがオススメ?

1億人の英文法はアプリ、電子書籍、CDで学習することができます。

それぞれの特徴とおススメを紹介します。

アプリは、東進ブックス STOREでダウンロードできます。

主に、メリットは文法項目別に音声付きであり、問題としては並び替えや穴埋め問題で学習することができます。

しかし、自分がもう一度学習したい文などに付箋などを張ることができない結果、無駄な時間を過ごしてしまうといったデメリットはあります。

電子書籍では、本より安く購入することや、通勤時間や少しの移動時間や隙間時間に学習ができるメリットがあります。

忙しい方には最適だと思います。

しかし、本に自分が気になったり意味が分からないから日本語訳を書いておきたいなど、直接電子書籍に書くことはできないデメリットがあります。

CDは、青色の書籍に付属されています。

英文が流れ、より実践的に学習したい人はおススメですが、初心者には慣れるのに時間がかかります。

筆者のおススメは電子書籍です。

隙間時間に利用できることは、忙しい社会人や部活などで取れる時間が限られる学生には効率的だからです。

また、CDと組み合わせるとさらなる相乗効果を得られます。

1億人の英文法がTOEICに効果がない理由

1億人の英文法は、TOEICを受験するために必須の参考書であると多くの口コミや良い評判があります。

その反面、この本をたくさん頑張って3週こなしたのにTOEICの点数が、全く上がらなかったから合う合わないがあるのではないか?

といった悪い評判もあります。

では、なぜ1億人の英文法がTOEICに効果がないと言われるのでしょうか。

それは、TOEICは本来の英語力を測定するものではなく、英語の読み聞きのみを測るインプットの力を測定するものであること、1億人の英文法はTOEIC用のビジネス英語ではないことが挙げられます。

英語本来の目的は、外国人とコミュニケーションをとることです。

しかし、日本では昇級や昇格、就職などの英語の資質を測るものとして、TOEICが使用されています。

日本人が海外に行って多く言われることは、読み聞きができるのに全くしゃべれないということです。

TOEICは、読み聞きに特化しています。

1億人の英文法ですが、英会話の正しい文法を身に付ける、読み書き会話の基礎を身に付ける本だということです。

TOEICで向上しないのは、不思議ではありません。

したがって、1億人の英文法がTOEICに効果がないのではなく、TOEIC用の本ではなく、本来英会話で大事な基礎的な文法力を身に付ける本だということです。

他の教材との違いとは

1億人の英文法が汎用的であり、多くの読者に愛されているのは何かに特化した小手先の問題集ではなく、老若男女・初心者上級者問わず英語の基礎の基礎から正しく間違っていない英語学習・復習できるという点です。

英語を学習するうえで、基礎は非常に大事です。

それと同時に英語学習は、非常にメンタル面も大事だということです。

筆者の私も含めて陥ってしまうのは、よりハイレベルな難しそうに見える問題に挑戦したいという変なメンタルを有し、過ちを犯しがちだということです。

例えば、関係代名詞を二つ使い、その中でso that構文を文の中に入れて黒板に2.3行分ぐらい文章をバラバラで意味不明な文法の組み立てで話したり書いたりするとしましょう。

誰がそのような長い文章を理解できるでしょうか?

そのような文はカッコつけたいだけで本当の英語力は身に付きません。

1億人の英文法は、そのような間違った文法で長い文章ではなく、きちんとした短くても理解しやすく、正しい文法構造を学習することにより、簡潔に相手に理解させることができる文法を正しく身に付けさせる誰もが望んだ教材です。

そのため、1億人の英文法が他の教材よりも多くの読者に愛されているのです。