東京を拠点にオンライン英会話授業も手がけるGset(旧:English For Everyone)の料金についてまとめました。
他の英会話スクールとの料金比較を中心に、Gsetのサービス体系やその特徴についてご紹介します。
「この英会話スクールに興味があるけれど、レッスン料に見合った内容が受講できるのか気になる。」
「『Gset』という名前は聞いたことがあるけれど、実際どんな英会話スクールか分からない。」
「『Gset』の口コミや評判が気になる。」
上記のようなことが知りたい場合、少しでも参考になる箇所があるかと思いますので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
他の英会話教室との料金を比較
Gsetのレッスン料金と他者のレッスン料を比較してみたいと思います。
月額(税別) | 入会金・教材費 | |
Gset | 52,000円 | 0円 |
ECC外語学院 | 24,450円 | 入学金22,000円 |
英会話のイーオン | 11,625円 | 入学金33,000円 |
English Village | 16,800円 | 入学金31,000円 |
このように、一般的な大手英会話スクールと月額料金で比較すると割高に感じられます。
しかし、大手の英会話教室では月に通うことのできる回数は最大8回ほどです。
それに比べて、Gsetは、基本的に4週間(28日間)毎日ネイティブ講師の英会話レッスンを受けることができます。
52,000円を28回で割ると、1レッスンは2000円弱となります。
(ちなみに、English Villageは1レッスンに換算すると2,100円です。)
オンライン英会話と比べるとどうしても割高になってしまいますが、対面の語学学校としては1レッスンあたりの料金は高すぎるということはありません。
それでは次の項目で、Gsetの提供するサービスの特徴や他の一般的な英会話教室との違いを詳しく説明したいと思います。
Gsetのサービスの特徴
Gsetが提供するサービスを具体的に紹介します。
Gsetが掲げるコンセプトは、4つの技能を学んで世界標準英語を身につけるというものです。
その4技能とは、「発声法」、「発音」、「リズム」そして「英語思考」であると述べられています。
そしてもう一つ、Gsetのレッスンの大きな特徴は4週間(28日間)毎日オンラインで英会話レッスンを受けることです。
一般的な語学学校では、教科書やワークを解いて文法を確かめたり、教科書に沿ったレッスンを月に4回~8回受けるなどして、英語力の向上や英語を親しむ機会を増やします。
一方Gsetでは、1週間が1セットとされています。
1日目にネィティブ英会話トレーナーと息の出し方、口の周りの筋肉の使い方、英語を喋る上での思考法などを確認します。
そして、2日~6日は、トレーナーから習ったことを自宅で反復練習し、トレーニング結果をトレーナーと確認を行うというレッスンになります。
Gsetでは、単語や慣用句をトレーナーの後に続いて発音して終わりではなく、根本的な英語と日本語の音の違いや、発声方法の違いなどを習得することができます。
これが、一般的な語学学校にはない強みだと思います。
どれくらいの英語レベルが必要か
世界標準の英語を身につけることを掲げているGsetでのトレーニングを受けるにあたり、どれくらいの英会話レベルが求められるのかが気になるところです。
公式HPには無料体験レッスンの申し込みページがありますが、そこでご自身の英語レベルを申告したり、保持している英語資格について入力する箇所はありません。
つまり、Gsetは初級から上級まであらゆるレベルの英語学習者に対応しているといえます。
しかし、個人的には最低限中学1年生、中学2年生で習う文法事項の基本的な内容を押さえておくとよりスムーズに会話をしやすくなるのではと思います。
Gsetでは、英語はスポーツに近いと表現されています。
どんなスポーツにもルールがあるように、英語にもルール(文法)があります。
英語を喋る上で、少なくとも語順や時制といったルールを知っておくと、少しは容易に英文を作ることができると思います。
よって、初歩的な文法事項は確認しておくにこしたことはないと思います。
口コミや評判のまとめ
Gsetの公式HPでは、受講者の口コミや評価を閲覧することができます。
その中からいくつかをまとめて紹介するので、参考にしてみてください。
・ネイティブコーチによる発音やリズムをきめ細やかにチェックしてもらえる体制が整っている。
・毎日の課題に対するコメントやフィードバックが貰えて、家庭での持続学習の効果がすごい。
公式HPの口コミを見てみると、きめ細やかな添削・フィードバックを高く評価されている方がほとんどでした。
公式HPなので、高評価な口コミが多く掲載されていたため、ネットでもGsetの口コミを探してみましたが、評価の低い口コミは見つけることができませんでした。
お試しレッスンを体験
ここからは、私が実際に体験した無料体験レッスンについてまとめたいと思います。
無料体験レッスンはGsetの公式ホームページから申し込むことができます。
ホームページには、体験レッスンの形式を「来館」か「skype」から選ぶことができます。
しかし、2020年8月現在は、新型コロナウイルスの影響でオンラインレッスンのみ受講可能となっているので、気をつけて下さい。
無料体験レッスン当日になり、パソコンの前で待機していると、時間ちょうどにGsetからSkype上でコンタクトがありました。
簡単な挨拶を済ませた後は、次の事柄について確認されました。
・英語学習の目的
・仕事に必要か否か
・英語学習における課題や悩みの有無
そして最後にトレーナーの方から「これは英会話レッスンではなく、英語の正しい音を習得するトレーニングである」と説明され、問題がないかどうかの確認を受けました。
一通りの説明が終わったあとに、まずは日本語と英語の違いについての説明が始まり、本格的な無料体験レッスンがスタートしました。
最初に「ネイティブの英語の音」と「日本人が話す英語の音」の違いに関するビデオを見ながら音の差異を詳細に教えていただきました。
説明を聞いているときは「なるほどなぁ!」と思うことが多く、自分が思っている以上にネィテイブ英語と日本語訛りの英語の間には大きな差があるのだな、と感じられました。
次に行ったのは、例文を確認しつつ、読み方の指導を受けながら「音・発音・リズム」を改善していくというものです。
個人的に驚いたのが、英語の「w」の音と日本語の「う」の音の違いです。
英語の「w」は日本語の「う」よりも、もっと口をすぼめて発音すると教えていただきました。
今まで気にもしていなかった発音方法の違いに、最初は難しさを感じました。
また私は二重母音の発音練習をすると、より良いとご指導いただきました。
例えば、ローストビーフの「roast」は「ロースト」と発音するのではなく「ロウスト」と必ず「ロ」の次にちゃんと「ウ」を発音します。
この様な2つの母音が連続しているものを2重母音と言い、具体的には「アウ」「オウ」などの音があるそうです。
日本人は二重母音の2つ目の母音を発音せず伸ばしてしまう傾向にあると教えていただきました。
さらに、この二重母音がうまく発音できないと、ネィティブの英語話者には単語がうまく伝わらないこともあるそうです。
それから、英語を文として発話するときの大事なポイントもいくつか教わりました。
・単語には最低1箇所必ず強く読むところ(アクセントを置くところ)がある。
・文の意味のまとまりを見つけ、そこで区切るようにする。
・発話の中で特に大事な情報(だと自分が思うもの)は強調して読む。
・単語の中にも動詞・名詞・代名詞・前置詞など種類があり、前置詞は普通は強調して読むことは少ない。
最後に行ったのが、「英語思考」に関するトレーニングです。
実際に行ったのは、簡単な場面設定を提示され、それに沿った質問や発話を英語で行うというものです。
こちらは私が比較的簡単にクリアしてしまったので、5分かかるか、かからないか程度で終わってしまいました。
無料体験を受けてみた感想は、特に発音や発声に関する細かな情報やフィードバックがたくさんあったことがよかったなと思いました。
語学学校は、やはり「会話」がメインであるため、自分の発音や、英文のもつ独特のリズムにまで言及されることはあまりありません。
ネィティブの音を真似て発音しているつもりでも、レッスンを受けた後だと、根本的な発声の仕方を理解できていなかったんだなと感じさせられました。
1回の無料体験レッスンで、今まで知りえなかった英語に関する細やかな情報を知ることができ、自分の英語の改善点を明確にわかりました。
今後自分の英語をよりよく改善していくためには、継続的にトレーニングを受ける必要があるかと思いますが、無料レッスン1回だけでも、本当にためになる情報を知ることができ、大変満足できた時間でした。
お試しレッスンで確認すること
受講を検討される場合は次のようなことを確認しておくと良いと思います。
なお、入会後のレッスン内容については、無料体験レッスン中にトレーナーから説明があります。
確認しておくべきこと
・授業を止むを得ずキャンセルしないといけない場合はどうすれば良いか
・どれくらいを目安に、受講を続ければ良いのか
・受講料の支払い方法
ざっと思いつくのは上記の内容です。
気になる方は、ぜひ、無料体験だけでも予約して受けてみてください。
それだけでも試す価値は十分にあると個人的に思っています。
強引な勧誘もなかったのが、印象的でした。