アラジンで楽しく英語学習!3つのポイントで身につけよう

英語学習をするときに、海外の映画やドラマを英語字幕で視聴すると効果的です。

そこで今回は、ディズニー映画のアラジンを使って、楽しく英語学習をする方法を紹介します。

実は、他の海外ドラマや映画よりディズニーを使うほうがメリットがあります。

逆にディズニーでは学べないこともあるので、その点も解説したいと思います。

ディズニー映画の難易度や視聴する方法についても、この記事でガッツリ書いていきますので、英語を勉強している人はぜひ参考にしてください!

英語字幕で勉強する方法

まず、英語字幕を使って英語を勉強する方法を紹介します。

勉強の流れは次のとおり。

1、ストーリーを理解する
2、英語音声と英語字幕で見る
3、さらに上を目指すなら英語音声のみで見る

最初にやっておくと良いことがあって、「英語音声と日本語字幕」または「日本語音声」で見ることです。

なぜかと言うと、いきなり英語音声のみや、英語音声と英語字幕だとストーリーが理解できないことがあるからです。

まずはストーリーの流れを理解して、どんな人物が登場するのか、どんな会話をしているのかをざっくり頭にいれます。

その後、英語音声と英語字幕で見ます。

ストーリーが頭に入っているので、「この場面ではこんな会話をするんだ」と理解できるようになります。

一字一句覚えるというよりも、挨拶や短めのやりとりを真似します。

字幕をそのまま読むより、聞こえたままにセリフを言うほうがネイティブに近くなります。

身振り手振りも交えながら、楽しみながらやってみてください。

最初のうちはセリフについていくのが大変だと思いますが、徐々に英語のテンポについていけるようになります。

字幕をパッと見て光景が思い浮かぶようになれば、リーディングの速度も上がっているといえます。

さらに上の英語力を目指すなら、今度は「英語音声」のみに挑戦してみてください。

たくさん真似していれば、字幕がなくても1シーンのセリフを言うくらいならできちゃいます。

こうやって言えるセリフを増やしていくことで、定番の言い回しがスッと出てくるようになります。

また、ディクテーションという勉強方法があります。

聞こえたセリフを文字に書き起こすというものです。

こうすることで集中してセリフを聞くようになります。

聞き取れた単語と、聞き取れなかった単語がハッキリするわけです。

リスニングで苦手なポイントが明確になるのでおすすめです。

さらに、英語の基本的な構造や、音・リズムに慣れることができるので、英検やTOEICのリスニングパートにも役立ちます。

難易度や聞き取りやすさ

アラジンなど、ディズニー映画の難易度や英語の聞き取りやすさについてお話します。

結論から言うと、ディズニーはかなりわかりやすいです。

なぜかと言うと、子どもが見ても理解できるようにストーリーやキャラクターのセリフを作っているからです。

非ネイティブであってもわかるような英語が使われているので、初心者さんでも安心。

むしろ初心者さん向けと言えるかも。

他の海外の映画やドラマだと、専門用語や特殊なシチュエーションで一般的ではない言い回しがあったりします。

もしくはちょっと汚い、失礼な言い方だったり。

ディズニーはそうした心配がないのは大きなメリットと言えるでしょう。

文法としては中学レベルのものが多いです。

あとは単語だけ覚えていけば、英語字幕でも理解できるようになります。

スラングも一般的なもので、人に使うと問題になるような汚いものは使われていません。

さらに、先程紹介したディクテーションをすることでリスニングがパワーアップしていきます。

1回見るだけではすべて理解できなくても、2回、3回と見ていくとリスニングもできてきます。

ディズニー映画は聞き取りやすいので、ディクテーションの難易度は低め。

初心者さんこそ、アラジンなどのディズニー映画で楽しく勉強しましょう!

一方で、ディズニー映画では学べない英語も存在します。

例えばTOEICなどで出題されるビジネス英語です。

ファンタジーの多いディズニーに登場する英語では、ビジネスシーンに合わないことも。

英語を使って仕事をしたい!という場合は向いていないかもしれません。

スクリプトを入手する方法

ディズニー映画はスクリプト(セリフ集)がたくさんあります。

アラジンもスクリプトが存在します。

「Transcripts Wiki」というサイトで「Aladdin」と検索すれば出てきます。

アニメと実写の両方のスクリプトがでてくるので、どちらでも対応できます。

他にも「映画のタイトル+スクリプト」でグーグルなどで検索すれば、見つけることができるでしょう。

ディズニーはスクリプトが安定して入手できるので、勉強するのがラクです。

スクリプトがあれば、手元でセリフを確認しながら見ることができるだけでなく、印刷すればメモも書き込めます。

聞き取れなかったところや、意味がわからないところをチェックしておき、後でゆっくり確認することができるというわけ。

ただし全て英語サイトで公開されており、学習目的以外での使用はできません。

映画のセリフを勝手に公開するなんで違法じゃないの?と思うかもしれませんが、条件を守れば大丈夫です。

どういうことかというと、アメリカでは映画やドラマなどは学習目的で使うならセリフを使ってもOKになってます。

なのでこうした映画のセリフを集めたサイトがあるんですね。

たまに日本語版も追加して公開している人がいますが、これはちょっとキケンです。

翻訳した文を公開するにはちゃんとした許可が必要だからです。

あくまでも英語のセリフで勉強するために使いましょう。

日常会話で使えるフレーズ

ここからはアラジンに登場するセリフのなかで、日常会話でも使えるフレーズを紹介します。

1、Crystal Clear

But when I’m way up here
It’s crystal clear

これはアラジンとジャスミンが魔法の絨毯で空を飛びながら歌う「A Whole New World」の歌詞です。

Crystal Clearは「明白な」「澄み切った」という意味があります。

これはネイティブが日常でも「はっきりしていてわかりやすい」という感覚で使っています。

It’s crystal clear that~とすれば「~は明白だ」という意味で使えます。

また、返事としてCrystalを使うことがあります。

これは「ハッキリわかりました」という意味の返事です。

2、Unless

I can’t help unless you make a wish.

これは海底で気を失っているアラジンに対してのジーニーのセリフです。

「君が望んでくれないと助けられないんだよ」という意味になります。

使えるのはUnlessの部分です。

「~しなければ~だ」「~しない限り」といった意味があります。

このセリフを直訳すると「助けられない」+「~しない限り」+「君が望む」

この形さえわかっていれば、Unlessを日常会話でもたくさん使うことができます。

I can’t go on there unless you have the key.

「あなたが鍵を持ってない限り私はそこに入れないよ」

コスパの良い視聴方法

ディズニー映画を視聴するなら、最も良いのは「ディズニープラス」です。

2020年6月に日本でサービスを開始し、オープン当初はニュースにもなりました。

このディズニープラスは定額制の動画サービスです。

ディズニーだけでなく、ピクサー、マーベルなどの作品も視聴可能です。

また、ほとんどの作品で、音声・字幕を日本語・英語に設定することができます。

なんと字幕オフという設定もあります。

月額770円ですべての作品を好きな時に見ることができるので、かなりコスパが良いです。

他にも、衛星放送のスカパーで「ディズニー・チャンネル」というものがあります。

日本語と英語両方で視聴できます。

ですが、月額800円で少し高いなのと、スカパーとの契約が必要なので設備費もかかります。

しかもテレビなので好きな時に見ることができません。

DVDを買うという方法もありますが、これは費用が高くなりますし不便なのでイマイチ。

ネットがつながらないところでも見たい!という場合のみ買うのが良いでしょうね。

ということで、ネットで視聴できるディズニープラスがおすすめです。

アニメと実写の違いとは

アラジンにはアニメ版と実写版の2種類があります。

話の流れとしてはどちらも同じですので、好みの方を見れば良いと思います。

細かい部分では以下のような点が違います。

・ジャスミンの性格や服装
・2つ目の願いの仕方
・魔法のじゅうたんでの行き先
・正体不明の行商人
・歌詞

他にもいくつかあるのですが、基本的に矛盾や疑問点をなくし、現代の感覚に合わせたものになっています。

世界の誰もが見れるような作品を作りたいディズニーは、様々な文化に差別的にならないようにしています。

アナと雪の女王に代表されるように、ヒロインの描き方が女性の社会進出によって変わりましたよね。

ジャスミンも同様で、次の国王として国民を思う行動力のある女性になっています。

歌詞も中東の文化に差別的な表現があったりしたので、修正されています。

アニメと実写はどちらも魅力のある作品なので、ぜひ違いを探してみてください。