瞬間英作文トレーニングの勉強法~間違っている人が多すぎる

英語を独学で勉強している人なら一度は見たことのある参考書ですね!

私は兄に勧めてもらったのがきっかけです。

(東大卒、長期留学経験なし、TOEIC800点台。
銀行員で海外と関わる部署に在籍。
自分以外の同僚は、殆どが帰国子女。)

英語を話せるようになりたいからオンライン英会話を始める方もいますよね。

でも、それ以前にカンタンな英語が口から出てこない・・・。

英会話やっていても、英語の文章を組み立てるのに時間かかるから講師にいつも待ってもらっちゃるんだよね・・・。

そんな方にはまず瞬間英作文トレーニングをやってみて頂きたいです!

最近、留学経験のない自称英語が苦手な同僚にまずこれからやってみな!とこのテキストを貸したばかりなんです。

英語が全然話せない。って言ってる人にはいつもこれをお勧めしています。

他の同僚のバックの中にも瞬間英作文トレーニングの青いテキストがチラッと見えていました。

「やっぱりどんな人でもまず一度は手にする参考書なんだな」と実感しましたよ。

瞬間英作文とは

「中学英語の範囲内の英作文が確実かつスムーズにできる回路の設置=学校・受験英語で完全に欠落している知識を稼働させ実際に英語を使うためのトレーニング」です。

「知っていること」を「できること」にするためには単語などに難しいものが一切ないもの(テキスト)がいいのです。

英文を組み立てることに集中できるからです。
(難しい単語があると組み立てることに集中できない)

バスケットボールの練習に例えるとハンドリングトレーニングのようなものです。

ハンドリングは基礎中の基礎のトレーニングです。

バスケ経験年数に関わらず、未経験でもプロの選手でも継続的に取り組むべき練習なのです。

ハンドリングをすることで、ボールが手になじみボールがうまく操れるようになります。

バスケットボール未経験の一般人が走ってドリブルを突けるでしょうか?

恐らくできないでしょう。

ドリブルを突きながら走るためには、静止した状態でもボールを見ないでドリブルすることができる=ボールを扱えるということです。

ハンドリング練習がバスケの基礎をつくるように瞬間英作文は英語の基礎をつくります。

瞬間英作文トレーニングの正しいやり方・注意点

①口に出すこと

日本語の文章を見て英語の文章に自分で訳し、声に出して発します。

瞬間英作文の英文はとても簡単です。

中学生レベルくらいです。

ただこれだけ?って思うかもしれません。

頭で日本語から英語にするのはそこまで難しくないと思います。

ただ、実際にスムーズに言葉にできるか。。。

というと意外と口から出てこないのです。

とにかく言葉に出すことが大事です。

おそらく初心者の方はすごくすごく疲れます。

職業柄、外国人のお客様に接客する機会があり外国人の方が多いシーズンはスタッフは皆英語が上手になります。

逆に今、コロナウィルスの影響で日本人のお客様ばかりで同僚は英語を忘れてしまうと嘆いていました。

私たちが日本語を話せるのは長い間日本語で会話をしてきているからです。

日本語でさえも、長期休暇後久しぶりに出社した際は敬語がスラスラと出てこない・・・なんてことはよくあります。

留学行くにも行っただけでは、英語が話せるようにはなりません。

どれだけ英語でコミュニケーションをとってきたかなのです。

逆を返せば、瞬間英作文トレーニングのような参考書を毎日コツコツ続けたり

英語を話さなければいけない環境に身を置くことで日本に居ても英語が話せるようになるのです。

どんなに難解な英語の文章を読めてもしゃれた英語表現を知っていても、TOEICで高得点が取れていたとしても、口から英語が出てこなければ、英語を話すことは出来ないのです!

英文を暗記しようとしないこと!

強引に1回で暗記しようとしてはいけません。

英語を自由に操るためには長期記憶として記憶することが大事です。

長期記憶(数か月~数年以上)として記憶するためには最低でも2か月以上の復習が必要とされています。

繰り返すことにより、英語の文章を組み立てる思考回路が身に着くのです。

自分が見つけた勉強方法

オンライン英会話の前に準備体操として使用しておりました。

これをやると英語がスムーズに出てきます。

私の場合、付属のCDからIphoneに音声をダウンロード
→日本語音声を聞く→英語に訳す

基本は10チャプターずつ。

忙しい時は、3チャプターだけとか今日は言葉に詰まってしまうことが多かったからもう一周!

みたいな方法で毎日必ず続けていました。

正しいやり方で得られる効果

英文を即座に作るための瞬間英作文回路を自分の頭の中に組み込むことができます。

この回路が身に着くことで今まで自身でインプットしていた英語の知識が実際に使えるようになるのです。

実際に使えるようになる=言葉に出来るようになる=アウトプットできる

アウトプットの効果の一つに「知識の定着」があります。

インプットとして得た情報を人間の脳みそは何度も使うことで自分の理解が深まり、長い間記憶されるのです。

そして自然と考えずに口から英語が出てくるようになります。

「このテキストに載っている英文は意味わかんない」
「こんな英語使わない」という口コミも目にします。

こんなテキスト使っても無駄って使う前から思っている人がいるなら一度使ってから、実際どうなのか確かめてみるといいですよ。

瞬間英作文トレーニングのデメリット

●とにかく単調なトレーニング

テキストを開くと左ページに日本語、右ページに英語の文章が10文分。

ひたすら英語の文章に直し、声に出すことを何回も繰り返す…実に地味なトレーニングです。

TOEICの問題を解いたり、ニュースを読んだりするよりも単調でやる気が起きませんでした。

単調ですがまず1チャプターだけ、5分だけでもやってみることが大切です。

5分だけやってみると、意外と5分以上やれてしまうものです。

●文章の順番が決まっているので、暗記するなと言われても覚えてしまう可能性がある

一つのチャプターにつき英語の文章が10個あります。

例えば、「彼の兄は公園で野球をした」という文章の後、確か「姉はケーキを作った」という文章がくるな・・・。

という風に次の文章の予測が出来てしまうこともあります。

テキストを使って勉強するのであれば、あえてページをランダムめくって進めていく日を作るのもありかと思います。

音声のみで勉強する日は1チャプターごとにランダム再生して練習していました。

瞬間英作文と併用すべき勉強方法

これだけで、全ての英語力が身につく!

とは思わないでください!!!

英文を自分の頭で組み立て、口からスムーズに出せるようになる。

→今まで蓄積していた英語の知識を扱えるようになる→英語のインプットがあって瞬間英作文トレーニングの効果があるのです。

英語の新聞を読んでみる、リーディング力、よりレベルの高いスピーキング力、実際に生の英語に触れるという目的でCNNなどニュースを聞いたりポッドキャストで英語のラジオを聴いたりと英語に触れる機会を自分で作り出す必要があります。

また、確かに簡単な文章ですし、日本語をひたすら英語に直すという単調なトレーニングです。

何サイクルかして慣れてきたら量を落とし他の勉強に時間をかけていくと良いです。(私の場合はTOEICの参考書を解く量を増やしました)

なかなかアウトプットする機会がない、オンライン英会話をやってもスムーズに英語が出てこない。

英語の勉強をしてはいるのに話せるようにならない。

という方は是非瞬間英作文トレーニングも取り入れてみてください!