distinctionの使い方【私の英語学習法】

Distinction 2000の超効果的な使い方をお話ししていきます。

今まで、アプリ等で語彙力を高めようとしていましたが、全然ダメでした。

そんな私でも、Distinction 2000だと、語彙力が増え、連語や新しい英語表現を身に付きました。

Distinction 2000を使ってどんな英語学習をしたのかを詳しくお話ししていきます。

Distinction2000の私の使い方

【私が実際に使った勉強方法】

① 音声アプリを使ってリスニング(時間がある時は、ディクテーションも)

② Distinction 2000の聞き取れなかった箇所を確認

③ 聞き取れても、意味がわからなかったところを確認

④ 音声データを利用して、シャドーイング

以上を1つの基本的なサイクルとして勉強していました。

アプリで聞き取れなかったものを再確認するために本は使っていました。

単語は、日常生活で使うものが多く収録されています。

実用的なものから、中学校と高校に習う単語まで、幅広く収録されています。

英検で言えば、準2級以上のレベルになると思います。

特徴としては、単語の意外な使い方などが説明されていることです。

例えば、「怒り」を表す単語と意味が同ページにいくつも載っています。

そのため、「語彙を増やせる」だけでなく、類義語のニュアンスの差を理解できるので、生きた表現をたくさん学ぶことができます。

Distinctionの音声やアプリってどう?

アプリの使い方をお話しします。

アプリは、「natural」と「slow」の2種類が選べます。

「slow」は、一般的なリスニングの速さぐらいあるので、決して「slow」ではありません。

しかし、音が明瞭に発音されているため、聞き取りやすくなっています。

「Natural」は、ネイィテブスピーカーの日常会話に近い形で文が読まれているため、「slow」に比べて音の脱落や連結が多いです。

「Natural」で聞き取れるレベルになると、海外ドラマも字幕なしで見れるレベルです。

ですので、単語の正確な発音を知るために「slow」の音声から始めましょう。

slow音声に慣れたら、「natural」でも聞いて、ネイティブのスピードに自分の耳を慣れさせるようにしました。

アプリでは、単語を「習得済み」「要復習」「未学習」に分けることができるので、必要に応じで分類しましょう。

聞き取りにくい単語等を要復習にまとめておくことで、学習が効率的にできます。

ちなみに、私はDistinction2000のアプリを通勤中のスキマ時間に使っていました。

音声アプリのダウンロード方法

音声アプリのダウンロードについて書かれている部分が、非常に見付けにくいです。

音声アプリのダウンロード方法は、巻末の「Acknowledgements」横のページに記載されています。

音声アプリは、パソコンの他、タブレットやスマートフォなどの複数のデバイスで利用可能です。

実際に使ってみた感想

Distinction2000を実際に勉強してみて、感じたことは、「今までの参考書とは違う部分が多い」ことです。

例えば、1つのチャプターを学習し終え、次のチャプターの表紙を見ると、ページの右上に「CH○(数字)」のように、学習を始める前に、復習すべきチャプターが記載されています。

このような復習内容まで、書かれた参考書は今まで使ったことがありませんでした。

ただ、個人的に推奨する復習方法は、いきなり単語を見るのではなく、まず、音声データを聞いて、「どこまで聞き取れるか」「どこまで意味を拾えるか」ということを確認することです。

いきなり単語を確認するよりも、少し手間はかかってしまいますが、リスニング力も向上できるのでおすすめです。

英語学習といえば、TOEICなどの資格習得を目指すことも英語学習の目的の1つです。

このDistinction2000が、資格習得に向けて有効かどうかお伝えします。

結論から言うと、この単語帳が英検やTOEICに向いているかというと、答えは△です。

なぜなら、Distinction2000は、試験突破のために作られたものではなく、実践的な英語の習得を目指しているからです。

英検やTOEICに絞って勉強したいということであれば、専門の参考書での勉強をオススメします。

そちらの方がお財布にも断然優しいです。

ただし、今ではDistinction2000を使っていません。

その理由は、リスニングやリーディングをもっと効率的に学ぶ方法を見つけたからです。

費用は少しかかりますが、学習時間が減ったことでYouTubeを見たりするリラックスタイムが増えました。

楽しみながら効率的に英語を学べる方法なので、一度、参考にしてみてください。

教材通りの使い方


本に、基本的な勉強方法が記載されているので、まずはそれ通りに勉強を進めてみるのも1つだと思います。

Distinctionでは、60日で完結する学習プランが提案されています。

【教材通りの使い方】

① 毎日1チャプターを学習

② Active Recallに書いてあるチャプターを復習

教材通りの進め方は、非常にシンプルなものです。

本単語帳では英単語を覚えるための3つの戦術と、効果的な復習の仕方が以下のように紹介されています。

【単語を覚える方法】

① 英単語を見て意味を確認

② 意味をイメージしながら発音

③ 英単語を使って文を作成

【復習の方法】

① 意味を覚えている単語はさっと目を通す。

② 覚えられていない単語は、意味を確認して、発音を再確認する。

1チャプターの学習にかかる時間は、10分程度です。

単語の確認だけをさっと行うのであれば、すきま時間でも可能です。

私は、音声データを使用しながら勉強をしていたので、チャプターごとの勉強時間は、30分~60分程度でした。

復習は、5~10分です。

リスニングも含めて復習した場合、20~30分程度です。

Distinction 2000のメリットとデメリットについて

Distinction2000のメリットとデメリットについて紹介します。

【メリット】

実践的なリスニング力を養うことができる。

これがメリットだと思います。

リスニング力がアップする理由は、Distinction2000の音声アプリに、ネイティブが普段の会話と同じように発音している「natural」と、綺麗に発音している「slow」があるからです。

教材用の発音を中心で学習されてきた場合、違いにビックリすることでしょう。

【デメリット】

音声アプリの目次が見にくい。

音声アプリの各見出しが「0008.0 financially #wrd」という具合に表示されます。

音声アプリを使い始めた当初は、この表記がわかりにくかったです。

しかし、最初の「0008」が、distinctionに掲載されている単語に割り振られていること、#wrdが#word(単語)であることがわかれば問題なく使うことができました。

Distinctionの特徴・評判

Distinction 2000の特徴は以下の点です。

【他の単語帳との主な違い】

①日常会話に則した例文が多い

②ネイティブが使っている単語音声や例文音声が収録

③Reduction(音の脱落)やFlapping(語中のt音がd音のように発音される現象)などにも言及

使うにはどれぐらいのレベルが必要?

単語を学習するのみであればレベルは関係ないと思います。

しかし、この単語帳をフルに活用し、学んだ単語を実際に活かそうと思えば、少なくとも中学校の文法知識をマスターしているほうがいいでしょう。

Distinction 2000は、主に日常会話やビジネスで使われる表現が例文として多く使われています。

そのため、一般的な参考書や、検定合格を目標とした参考書とは違った表現が多様されています。

基礎となる文法知識がないと、なぜこのような使い方をしているのか理解できないでしょう。

オススメな人・オススメできない人

Distinction 2000をオススメするのは、次のような人です。

【おすすめな人】

① 自学での学習方法に行き詰まりを感じている人

② 自立した英語学習ができる人

他の参考書等で勉強しても、少し物足りないと感じ始める場合や、より高い英語力を求めている場合はおすすめです。

Distinction2000が取り扱う英語の範疇が広く、あまり馴染みのない単語や表現が散見されます。

音声アプリも自然な速さと発音で収録されているため、リスニング力の底上げをしたい場合はオススメです。

逆にこの単語帳を使っての学習に向いていない人は、次のような人です。

【おすすめできない人】

① 英語初心者(中学校の文法事項が曖昧な人。)

② 自分にあった学習方法が分からない人

使い方がわからず、ただ、闇雲に単語を覚えるのみであれば、この単語帳を持て余してしまうでしょう。

 

【追伸】

今ではDistinctionよりも、楽しみながら英語学習をしています。

Distinctionは、少しハードルが高いなと感じた方は参考になると思いますよ。

Distinction以上に語彙力が付くし、ネイティブとの英会話もできるようになりました。

簡単にできて、スキマ時間も有効に活用できるので、1日の時間に余裕ができました。