英語の勉強を4年間続けている私が、英語レベルをアップさせるために使えるリーディングアプリを紹介します。
これまで多くのアプリを試してきた経験から、英語レベル別に役に立つアプリを厳選しました。
無料で使えるものもあるので、気軽に試してみて下さい。
また、リーディングアプリを使うときに、効率よく英語が身につくようなコツもお教えしたいと思います。
この記事を参考にすれば初心者でも短い時間でリーディング力が確実にアップします。
目次
レベル別おすすめ英語リーディングアプリ
おすすめのリーディングアプリを紹介します。
初心者から上級者までの3段階にわけています。
英語レベルとしては、初心者=TOEIC600程度まで、中級者=TOEIC800程度まで、上級者=TOEIC900程度とします。
初心者におすすめ
まだ英語力に自信がない初心者さんには次の3つがおすすめです。
・ざっくり英語ニュース!StudyNow
・Duolingo
・英語物語
ざっくり英語ニュース!StudyNow
国内外の時事ニュースを読むことができます。
ネイティブが書いた自然な英文で、大学入試にも採用されるようなニュースです。
ニュースのジャンルは政治の他、アニメやゲームなどもあり飽きにくいです。
3行程度なので短時間で読むことができるので負担が少ないですし、日本語訳と解説もあるので初心者にピッタリ。
なお、ネイティブによる記事の読み上げもついているので、リスニングの練習もできます。
月額360円で全ての記事と音声が解放されます。
特に課金しなくてもほとんどの機能が使えるので、課金者限定の記事を読みたいなら課金すればいいです。
Duolingo
Duolingoは無料でも全く問題ない英語学習アプリです。
リーディングだけでなく、スピーキングや単語の勉強もできます。
英語初心者でニュースを読むのもハードルが高いと感じるなら、まずはDuolingoで基礎力をつけるのがおすすめ。
短文を和訳したり、リスニングして聞こえてきた英語を入力するなど、基本的な英語力が身につきます。
日本語で親切に作られているため、英語に対する恐怖感やアレルギーのようなものがなくなっていくと思います。
わからないところはフォーラムで他のユーザーとやり取りできるため、一人で勉強するツラさも紛れるのではないでしょうか。
英語物語
これはゲーム感覚で英語を勉強できるアプリです。
リーディングの他、単語やスピーキングも勉強できます。
初心者でも勉強しやすいように、ストーリーやイベントが作り込まれています。
基本的に問題文を読んで正解を4択から選ぶというもので、わかりやすいのも良いところ。
手持ちのキャラを増やして強化していく楽しみもあるので、飽きにくいのが最大の特徴。
イベントは他のユーザーとの協力プレイも楽しめます。
無課金でもほぼ完全にプレイできるので、一度試してみることをおすすめします。
中級者におすすめ
次に、英語中級者におすすめしたいリーディングアプリを紹介します。
次の2つがおすすめです。
・English News in Levels
・Polyglots
English News in Levels
英語のニュースを3つのレベルにわけて読むことができるアプリです。
最初は一番下のレベルから始めるといいでしょう。
自分の英語レベルを診断するテストもあるので使ってみてください。
重要な単語は何度も繰り返し登場するようになっていて、自然と身につきます。
また、翻訳もできるようになっていて、日本語訳で読むこともできます。
日本語表記のないアプリなので、初心者にはちょっと使いにくいのがネックですね。
Polyglots
このアプリはニュースを読むだけでなく、リスニング、単語、フレーズ、文法などの勉強もできます。
中級者向けの総合力アップアプリですね。
カリキュラム通りに3ヶ月継続すると、TOEICのスコアでいうと平均200点程度UPするという特徴があります。
TOEICやTOEFLで出題されるきちんとした文法などを勉強できるため、テストで高得点を出したいならやっておいて損はないでしょう。
他にも日常で使われる英会話や、ビジネス英会話にも対応しています。
かなり役立つアプリではあるものの、欠点があり課金して教材を買わないとほぼなにもできない・・・。
なるべく無料のアプリが良い!という場合には向いていません。
上級者におすすめ
TOEICでもハイスコアを取れるような英語レベルになれば、大体の文章は問題なく読めると思います。
どうしてもわからない単語は読みながら想像して、後で調べる程度で大丈夫です。
ここまで行ったら後はどれくらい読むかということになりますので、次のアプリがおすすめです。
Kindle
読書用のアプリで、英語学習用のアプリではありません。
しかし、このレベルになれば洋書をたくさん読むほうが良いです。
ニュースより本のほうがボリュームがあるので、大量の英文を読むのに適しています。
Kindle自体は無料のアプリですが、アマゾンで本を買うのにお金がかかってしまうのが欠点です。
読み放題プランの「Kindle Unlimited」というものがあり、月980円で好きなだけ読むことができます。
途中で飽きてしまっても気にせず次の本を読めるのでおすすめ。
自分で好きなジャンルの本を読めばいいので、カリキュラムに従うだけの勉強をしなくていいのも良いところ。
英語レベルをアップさせる8つのコツ
リーディングアプリを使って英語レベルをアップさせるにはコツがあります。
これを把握していないと、適当な勉強になってしまって効率が落ちます。
なるべく効率の良い勉強をしていくことで、無駄なく英語力をアップさせることができます。
コツは次の8つです。
・1日5分でも継続が大事
・初心者は精読から
・中級者から多読を
・最初は和訳しない
・なるべく辞書を使わない
・知らない単語の意味を予想する
・返り読みしない
・口で説明してみる
それぞれ説明します。
1日5分でも継続が大事
リーディングはとにかく短時間でもいいので毎日続けることが大切です。
長文を読もうとすると時間が必要ですが、短文であればそれほど時間はかかりません。
たとえばニュースの見出しと最初の数行とか、その程度でもいいです。
1日の中でいつでもいいので、時間があるときに5分だけでも英語の文章を1本読みましょう。
初心者は精読から
英語初心者はいきなりたくさんの文章を読むのはかなり大変です。
その都度単語の意味や文法などを調べていては、時間がいくらあっても足りません。
なので初心者の場合は短い文章の精読から始めてください。
精読がどのようなものかは後ほど説明しますが、簡単に言うと単語や文法などを理解しながらゆっくり正確に読むことです。
どんな事が書かれているのか正しく把握できればいいので、短文のほうがおすすめです。
中級者から多読を
初心者は精読でいいですが、ある程度理解力が高まってきたら、たくさん読むことに切り替えていきます。
多読は英文をたくさん読むというもので、じっくり考えなくても意味が把握できるレベルが必要です。
「こういうことを言ってるんだな~」とイメージしつつ、大量の文章を読みます。
最初は和訳しない
リーディングの練習をするときは、最初に和訳しないほうがいいです。
和訳しながら読むと時間がかかりますし、日本語に置き換えるクセがついてしまうんです。
英文を読みながら英語をパッと理解できる力がリーディング力です。
じっくり精読しないと意味がわからないのは、文章のレベルが高すぎるかもしれません。
なるべく辞書を使わない
「和訳しない」というのと似たような感じですね。
辞書で意味を調べるのは精読するときに大切ですが、一回読んでみて、わからないところだけを調べればOK。
辞書を使わなくてもどんなことが書かれているのか考えることが大事なんです。
そうすることで頭の中で文章を映像化するクセが付き、文章をパッと理解できるようになってきます。
知らない単語の意味を予想する
知らない単語の意味は、辞書を使わず文脈から予想するようにしてください。
それでもわからないときだけ辞書を使います。
英文をイメージ化して、なんとなく「こんなことを言ってるのかな~?」と考えてみるんです。
こうして文字だけ追うのではなく、英文を映像化するクセをつけます。
返り読みしない
これは日本語訳をしながら読むクセがある人に多いです。
どういうことかというと、英語の文章の文末から読むというもの。
こうすると日本語に置き換えたときに理解しやすいんです。
ですが、こうすると日本語訳をするクセが抜けないどころか、早く読めるようになりません。
英文を文頭からイメージして理解する力をつけるように意識してください。
口で説明してみる
読んだ文章を要約して口で説明してみると理解が深まります。
頭でイメージできていないものを説明するのは無理だからです。
できれば説明するときは英語がおすすめです。
アウトプットの練習にもなるからです。
誰かに説明するのが一番いいですが、相手がいなければ独り言でも大丈夫です。
周りに人がいるときに独り言を喋っていると、変な目で見られるかもしれないのでそこだけ注意です(笑)
リーディングアプリ3つのメリット
英語リーディングアプリを使って勉強することのメリットを紹介します。
次の3つが考えられます。
・精読
・多読
・いつでもどこでもできる
それぞれ説明します。
精読
英語リーディングアプリで英文を精読できます。
特に語彙や文法の知識が少なくて読むのが遅いリーディング初心者は、精読すべきです。
精読というのは、単語の意味や文法などを理解しながらじっくり読むことです。
どのような形で英語が作られているのかを理解する、基本的な練習方法です。
難しくて長い文章を読むと、たくさんの単語を調べなければならないので、初心者は簡単な短めの文章で良いと思います。
アプリなら初心者向けの短い文章も用意されているので、じっくり時間をかけて精読してみましょう。
徐々にレベルアップしていきましょう。
多読
多読はとにかく多くの英文を読むことです。
かつては本や新聞以外に多読をする方法がありませんでした。
手間がかかりますしかさばって持ち歩くのが面倒でした。
しかし、今ではアプリで手軽に多読することができます。
多読は精読と違って、時間を掛ける必要はありません。
文頭から順番に読んで、頭でイメージしながらザーッと読みます。
大量の英文を読むことが大事なので、理解に時間がかかるようなら難易度を下げたほうがいいです。
大切なのは理解できる文章を読むことです。
単語がわからないとか、文法がわからない場合は、まだその文章を多読できるレベルじゃないです。
精読して知識を蓄え、簡単に読める文章を多読するという流れですね。
いつでもどこでもできる
やはり英語リーディングアプリの最も良いところは、いつでもどこでもできること。
スマホがあれば読めるので、移動中でもトイレでもお風呂でもOK。
「空いた時間に5分だけ~」という手軽さが大きなメリットです。
簡単にできることで勉強が続けやすくなるんです。
時間がかかると気が散ってダラダラしてしまいがち。
1日の勉強はアプリでサクッと終わらせてしまいましょう!
リーディングアプリ3つのデメリット
英語リーディングアプリにもデメリットがあります。
悪い効果があるわけではないですが、これだけで英語がペラペラになるというわけではないんです。
どうしても次のような足りない部分があります。
・アウトプットできない
・他のアプリも使い始めてしまう
・バッテリーが切れたらできない
それぞれ説明します。
アウトプットできない
リーディングアプリなので、どうしてもインプットに偏りがちです。
聞く・話す・書くという勉強には向いていません。
そのため、スピーキング、ライティングに関しては別のアプリや勉強方法が必要です。
スピーキング用のアプリを使ったり、英語を聞いて書き起こすといった方法で補わないといけません。
他のアプリも使い始めてしまう
アプリは気軽に使えるので、ついつい他のアプリも試してみたくなったりします。
あっちこっち手を出していると、結局勉強が先に進まないことがあります。
なるべく1つのアプリをしっかりやったほうがいいです。
アプリ内の文章も途中でやめて他の文章に進まず、やりきるほうが良いです。
途中でやめていると文章を読む力がつきません。
バッテリーが切れたらできない
スマホのバッテリーが切れてしまうとできません。
それほど電気を消費するアプリではありませんが、バッテリー残量にも注意です。
せっかく勉強する時間があるのに、スマホが動かないのではなにもできません。
本や新聞なら電気がなくても読むことができますが、アプリは電気が必要です。
かさばらず手軽にできるのは良いところなんですが、状況によってはなにもできないことも。
アプリによってはネット環境も必要なので、電波が悪いところでも使いにくいです。
【まとめ】リーディングアプリを使いこなそう!
いかがだったでしょうか。
英語リーディングアプリをうまく活用することで、初心者でも英語力を高めていくことができます。
もう一度おすすめアプリをまとめておきます。
初心者には
・ざっくり英語ニュース!StudyNow
・Duolingo
・英語物語
中級者には
・English News in Levels
・Polyglots
上級者には
・Kindle
この6種類のリーディングアプリがあれば、どのレベルでも対応できます。
これらのアプリを次のコツを意識して使ってみてください。
・1日5分でも継続が大事
・初心者は精読から
・中級者から多読を
・最初は和訳しない
・なるべく辞書を使わない
・知らない単語の意味を予想する
・返り読みしない
・口で説明してみる
英文を素早く読めれば、TOEICなどの問題文もすぐに読めますからスコアも確実に上がります。
ぜひ今回紹介したアプリを活用して英語学習に役立ててください!